こんにちは、院長の住岡です
先月より口腔がん検診を希望されている患者さまが大変増えております。
この1か月の間に舌や歯肉の病変を生検し、病理組織検査で前癌病変である白板症を認めた方、舌、歯肉、頬粘膜の良性腫瘍、唇の粘液嚢胞を摘出した方がそれぞれ数名いらっしゃいました。
良性腫瘍や粘液嚢胞はとってしまえば、治癒しますが、白板症は癌化することが報告されていますので、経過観察が必要です。
また当院では、お口の中の気になる部分を擦過(綿棒などでこすって)して、粘膜の病気を検査する細胞診も行っています。
診断の迅速性と侵襲の小ささから有用性が報告されている検査です。
気になる方は診察の際に説明させていただきます。
ところで、3月17日(日)に大阪大学歯学部まで、「口腔がん基礎から臨床情報」の講演を聴きに行ってきました。
抗がん剤や他の治療法が発展しても、早期発見が最重要であることは変わらないとのことです。
親知らずの抜歯だけでなく、お口の中で気になることがある方は当院までご連絡ください。
日本口腔外科学会 口腔外科専門医
日本がん治療認定医機構 がん治療認定医(歯科口腔外科)
歯学博士(大阪大学)
すみおか歯科口腔外科 院長 住岡 聡