こんにちは、院長の住岡です!
7月1日土曜日の診療後に大阪医療センターにて開催された第48回日本口腔外科学会近畿支部学術集会に参加してきました。
学術集会では口腔がんや下あごの骨の炎症などお口全体の病気とその治療方法などの発表が行われていましたが、最後に「外来小手術のトラブルの予防とその対処法」についての講演がありました。
当院で行う口腔外科の外来処置として、埋伏智歯(親知らず)の抜歯やインプラント関連手術を行うことが多いのですが、手術前にしっかりとレントゲン診断を行うことが重要です。
診断が十分できていなかったり、技術が未熟であるとトラブルがおこります。
トラブルを防ぐポイントとして、
①外科の基本手技に習熟する
②術式を正しく理解する
③正確な解剖学的知識を持つ
④CT撮影を含め術前の準備、検討を十分に行う
⑤トラブルについての知識(どの部位の、どのような手術で、どのようなトラブルが発生しうるか)を持つ
⑥機器を正しく使用する とお話されていました。
当院では患者さまの希望があれば、親知らずの抜歯、病理組織検査などはできるだけ当日に行っております。
①②③⑤⑥については元々十分な準備をしていますし、④に関してもCTを完備しておりますので、術前のCT診断は可能です。
当院ではオープンしてから半年が経ち現在までおかげさまでトラブルはおこっておりませんが、今回の講演を聴いて更に気を引き締めて日々の診療を行うようスタッフと頑張っていきたいと思いました。
(←CT画像です)